日本関東・関西帰国者支援者交流会が大阪で開催

中日フォーカス | 2023-07-28 16:12|来源:中国养父母记忆馆

(楊昊 王子博 整理  王翰墨 翻訳)

2023年7月1日、中日平和友好条約締結45周年と中国帰国者支援給付制度実施15周年を記念するために、関東・関西帰国者支援者交流会が大阪市の東淀川区役所区民ホールで開催された。このイベントは、東京のNPO法人中国帰国者・日中友好の会と一般社団法人大阪中国帰国者センターが共催している。中国駐大阪総領事の薛剣が出席し、来賓挨拶をした。副総領事の魏有美、NPO法人中国帰国者・日中友好の会の池田澄江理事長、大阪中国帰国者センターの辻本角義理事長、そして約200人の日本の戦争残留遺児とその子供、親族が出席した。


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 中国駐大阪総領事 薛剣


薛剣総領事はスピーチの中で、「日本の軍国主義が凶暴な中国侵略戦争を発動し、中国の人々に未曽有の災難をもたらすとともに、戦争残留孤児を含む日本の人々にも苦痛を与えました。残留孤児の特殊な歴史は、日本軍国主義の滔々たる罪行を記録し、国境を超えた人間愛の輝きを放つものであり、中日両国の隣国としての正しい付き合い方を明示しています。日本に対し、歴史の教訓に学び、実際の行動によってアジアの隣国や国際社会の信頼を得るよう呼びかけ、平和の光が永遠に人類の暮らす地球をあまねく照らし続けるようにしなければなりません」と述べた。


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中国帰国者・日中友好の会の池田澄江理事長


中国帰国者・日中友好の会の池田澄江理事長はスピーチで、自分が残留孤児として、また戦争被害者として、戦争の残酷さと平和の大切さを次の世代に伝える責任と使命があると表明した。そのためにも、人々の心に平和の種をまいてほしいと考えている。この交流会をきっかけに、関東と関西地域の帰国者の交流が深まることを願っている。また、残留孤児とその子供たちだけでなく、国境を越えた志を共有する交流会にし、中日民間の友好交流をさらに促進したいと考えている。


中国帰国者・日中友好の会の会員たちが披露したダンス『孤児の涙』

この交流会では、残留孤児の代表、残留孤児の国家賠償訴訟に関わる弁護士の代表が相次いでスピーチを行い、歌や踊りなどを披露した。出席した残留孤児は、命を救って育ててくれた中国養父母の恩に感謝するとともに、引き続き平和の種を広くまき、中日友好に貢献していきたいという願いを表した。